自己研鑽はクライアントに対する責任だ

私の会社は、中小企業M&Aアドバイザリーと、マーケティング支援を生業にしています。2つとも、絶えず勉強しないと追いつかないものであり、特にM&Aは「総合格闘技」と言われるくらい、広範囲の知識を要します。

もちろん、弁護士や会計士、税理士とはネットワークがあり、案件を進める中でそれぞれの専門家に業務をお願いするのですが、全体をまとめるFA(アドバイザー)がアウトラインさえもわかっていないようであれば、案件は空中分解します。

これ、Webのプロデュースなんかも同じです。私はデザイナーでもプログラマーでもありませんが、ある程度中身をわかっていないと、とんでもない要求を平気でゴリ押ししてくるクライアントに流されてしまう危険性があります。割と高い確率で。作る側からすると、溜まったものではありませんね。

一方、そんな無茶な要求でもなく、その方が確実にサイトはよくなるような改善でも、感情的に拒絶する技術者がいることも事実です。そこで、間に立つ立場の人間がアウトラインをわかっていないと、今度は技術者の要求に流される危険性もあります。どちらにしても、案件は空中分解します。

M&Aにしても、マーケティングにしても、日々刻々と業界が進化し、様々な技術や法規制等が出てくる中で、それらをプロアクティブ(能動的)に追い続けていくことって、クライアントや自社のパートナーのためにも、とても重要です。それがわかっているから、たとえばM&Aなんかはよく数日間の講習があって、それぞれ数十万程度の費用がかかるのですが、結構な人数がいつもそれを受けてるんですよね。

知識に到達点はありません。私も週に一日は完全インプットの日を決めています。ちなみに、今日がそれなのですが、ふと思い立ってアウトプットしてしまいました(笑)。

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